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令和7年7月5日インスタ掲載画像の見方・考え方について

  • juwanwan
  • 2025年7月31日
  • 読了時間: 2分

更新日:2025年9月21日

 尿沈渣に見られた成分です。

 無染色では円柱状の成分が見られ内部には、やや黄色調のろう様化した様な成分が充満しており、Sternheimer染色にも同様の円柱状の成分が見られ、赤紫色に染色されており、ろう様円柱と判定してしまいそうですが、両画像共に円柱状の成分の辺縁部を見ると明らかに二重構造になっている部分が有り、植物の細胞の特徴と言えます。

 したがって、この成分は糞便成分中の食物残渣と考えるのが妥当だと思われます。

 植物の細胞に由来する食物残渣で円柱様に見える成分には、今回の様にろう様円柱様の成分や上皮円柱様の成分などが有り、鑑別ポイントは糞便中の成分を把握する事と植物細胞の辺縁の二重構造を見逃さない事だと思います。

 糞便の成分なのか、ただのコンタミかと思われる方もいるかもしれません。

 通常、最も多い糞便成分の混入は高齢女性の解剖学的構造による尿への糞便成分の混入ですが、男性の場合や子宮摘出術を行っている女性では、大腸がんなどを要因として膀胱と大腸の間の瘻孔の存在を示唆する重要な所見である場合があり糞便中の成分を良く知っておく事が大切です。

 糞便中には色々な食物残渣が存在し、寄生虫卵様の成分も有ります。

 時々、便をスライドガラスに載せ生食で希釈して顕微鏡で観察しましょう。

 
 
 

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